【2021-2025年】専大松戸の英語(大問4)過去問解剖:文法は語感ではない「例外公式の反射」だ

※本記事は、客観的分析のため『だ・である調』で統一しています。

専修大学松戸高校の英語大問4(文法・語法)の攻略は、英文を頭の中で読み上げ「なんとなく自然に聞こえるか」を確かめることではない。出題者が仕掛けた「例外ルール」と「時制の罠」を瞬時に見抜き、数学の公式のようにパーツを当てはめる冷徹な情報処理作業である。

日本語訳の響きに頼って選択肢を吟味する自己流のアプローチは、本校が用意したトラップに自ら飛び込む確実な失点パターンである。文法問題は「考える」ものではなく「反射」するものである。

当研究所が過去5年分の過去問データを徹底解剖し、大問4をかなりの速度で処理するための「型」をここに公開する。

目次

専修大学松戸高校 英語大問4 構造分析データ(2021-2025統合版)

年度ジャンルテーマ解法の型(初手)設問の決定的特徴
2025前期17文法・語法独立小問(空所補充)文法公式の機械的適用不定詞/動名詞の時制判定、仮定法過去の標識、間接疑問文の語順
2025前期18文法・語法独立小問(空所補充)構文ルールと品詞の特定前置詞to+動名詞、比較の慣用表現、時・条件の副詞節内の時制
2024前期17文法・語法独立小問(空所補充)代名詞の特定と動作/状態の区別TwoとOne/The otherの呼応、stay with/atの区別、死の継続表現
2024前期18文法・語法独立小問(空所補充)動詞の呼応と時制・態の特定単数動詞とEachの呼応、rememberの時制判定、仮定法の帰結節
2023前期17文法・語法独立小問(空所補充)SVOC構造の変形と時制の一致be told toの受動態、最上級+of、間接疑問文の時制、知覚動詞
2023前期18文法・語法独立小問(空所補充)品詞(接続詞/前置詞)の識別時・条件の副詞節(現在形)、不定代名詞one、動名詞の識別
2022前期17文法・語法独立小問(空所補充)前置詞の保留と例外ルールの適用自動詞+前置詞の保留、倍数表現、until/byの区別
2021前期17文法・語法独立小問(空所補充)名詞の単複と前置詞のコアイメージ比較級+than any other+単数名詞、arrive in/at、be made from/of

専大松戸の文法をハッキングする3つの「型(手順)」

データが示す通り、専大松戸の大問4には「高い再現性で反復される頻出公式」が存在する。以下の型を知っていれば、かなりの速度で正解を絞り込むことが可能である。

1. 「時・条件の副詞節」の強制変換ルール

中学生が最も引っかかりやすい時制のトラップが、形を変えて執拗に出題されている。

【決定ルール】:文中に if, when, until を見つけた瞬間に、未来の話であっても選択肢から「現在形(または現在完了形)」を機械的に探せ。

  • 2025年:Wait until I (have written) this e-mail.
  • 2023年:When she (gets) home...
  • 2022年:If it (is) sunny tomorrow...「明日だから」「これからだから」と日本語で考えて will を選ぶ受験生は、ここで確実にふるい落とされる。

2. 「to do / ~ing」は時間軸のベクトルで切り捨てる

動詞の後ろの形を問う問題(不定詞か動名詞か)は、単語の暗記ではなく「時間軸のイメージ」で処理する。

【決定ルール】:動詞の後ろを問われたら、これからすること(未達成・未来志向)なら「to」、すでに起きたこと・反復(事実・過去志向)なら「~ing」で即座に振り分けよ。

  • 2025年:雨が降りそうだが、傘を(これから)持っていくのを忘れた ⇒ forget to bring
  • 2024年:先週末、あの映画を(すでに)観たことを覚えている ⇒ remember watching

3. 日本語訳を破壊する「前置詞の識別と慣用表現」

2021年の made from(質的変化)、2022年の until(継続)、2024年の stay with(人への同伴)など、前置詞を「に」「で」「から」と適当に訳していると全く歯が立たない問題が頻出する。

【極端な決定ルール】:look forward tobe used to を見た瞬間、この to は不定詞の記号ではなく「前置詞」であると判定し、後ろに「動詞の原形」が並んでいる選択肢を1秒で除外せよ。

2025年に出題された look forward to seeing のように、前置詞の後ろには名詞(動名詞)しか置けないという絶対ルールを適用するだけで、罠を無効化できる。


結論と今日からすべきアクション

専修大学松戸高校の文法問題は、英語のセンスや才能を問うものではない。提示されたパズルのピース(単語)から、当てはめるべき「公式」を反射的に引き出すだけの作業である。ここで長考しているようでは、長文読解(大問2・3)に割く時間が消滅し、合格は遠のく。

自己流の和訳による不確実な解答を今すぐやめ、今日から以下の手順を徹底せよ。

  1. 【仮定法と副詞節の指差し確認】 if, wish, when, until を見たら、時制が過去(仮定法)か現在(副詞節の例外)にスライドしているかを必ず確認する。
  2. 【間接疑問文の厳格な語順チェック】 疑問詞(when, what time等)が文の途中に組み込まれた場合、その後ろが必ず「主語+動詞」の平叙文語順に戻っているかを指差し確認する。(※2025年、2023年と高い頻度で出題)
  3. 【分岐動詞のリスト化とベクトル化】 forget, remember, stop などの動詞は、後ろが to(未来)か ~ing(過去)かのベクトルで完全に仕分け、即答できるようにする。
  4. 【前置詞のコアイメージの再構築】 単語帳の日本語訳に頼らず、「空間(in/at)」「継続と期限(until/by)」といった前置詞本来のルールをインストールし直す。

これらの型(手順)を自力で統制しきれないと感じるならば、当研究所が提示した論理的アプローチを徹底するか、あるいはこれらの手順を的確に言語化できるプロフェッショナルの指導環境へと移行すべきである。正しい戦略なき問題演習は、時間と労力の浪費に他ならない。

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この記事を書いた人

習志野受験研究所 所長/新・個別指導アシスト習志野校 塾長

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