【2021-2025年】専大松戸の英語(大問6)過去問徹底分析:誤文訂正を制する「語順・呼応・語法の点検」

※本記事は、客観的分析のため『だ・である調』で統一しています。

専修大学松戸高校の英語大問6(誤文訂正問題)の攻略は、英文を音読して「なんとなく響きがおかしい箇所を探す」ことではない。出題者が意図的に仕込んだ「文法規則のエラー(欠落や矛盾)」を、客観的な型と手順によって冷静に特定する検証作業である。

「日本語訳が不自然だから」という感覚に頼るアプローチは、本校において最も陥りやすい失点パターンである。当研究所が過去5年分の過去問データを徹底的に分析し、かなり高い再現性で確認できるエラー特定の「型」をここに公開する。

目次

専修大学松戸高校 英語大問6 構造分析データ(2021-2025統合版)

年度ジャンルテーマ解法の型(初手)設問の決定的特徴
2025前期17誤文訂正文法・語法のエラー検出品詞・呼応・態の論理チェックhow/whatの品詞、コロケーション、主語と動詞の一致、名詞の単複
2025前期18誤文訂正文法・語法のエラー検出名詞の単複・語順の絶対ルールone of the+複数名詞、間接疑問文、There is/are、関係代名詞の態、冠詞
2024前期17誤文訂正文法・語法のエラー検出他動詞・接続詞の語法チェックmarry O(with不要)、so ~ thatの重複、as…as(脱落)、接続詞の識別
2024前期18誤文訂正文法・語法のエラー検出呼応・品詞・前置詞の論理判定both A and B、主語と動詞の一致、形容詞/副詞の識別、数量名詞
2023前期17誤文訂正文法・語法のエラー検出語順・語法の特殊ルールの点検as 形 a 名の語順、天候の主語(Here不可)、hope O to do(不可)、since/for
2023前期18誤文訂正文法・語法のエラー検出数・呼応・態の論理チェックanother+単数、不可算名詞の単数扱い、態の不一致、関係詞の呼応
2022前期17誤文訂正文法・語法のエラー検出語順と準動詞(-ing)の点検間接疑問文の語順、感情分詞(exciting)、前置詞+-ing、look forward to -ing
2021前期17誤文訂正文法・語法のエラー検出名詞の数と動詞の語法チェックfinish -ing、比較級の規則(warmer)、The+形容詞の複数扱い、間接疑問文

専大松戸の誤文訂正を攻略する3つの「型(手順)」

データが示す通り、専大松戸の大問6には「日本語訳では絶対に気づけない文法エラー」が意図的に特定の構文に仕込まれている。以下の型を知っていれば、エラー箇所を高い精度であぶり出すことが可能である。

1. 「間接疑問文の語順」エラーの即時特定

文の途中に疑問詞が組み込まれる「間接疑問文」は、過去5年で幾度となくエラーの標的にされている。

  • 2025年:see [where would you like to visit]
  • 2022年:[how] [will we] [get]
  • 2021年:[when] [would he] come

【決定ルール】:文の途中に疑問詞(how, when, where等)が組み込まれているのを発見した瞬間に、その直後が必ず「主語+動詞」の平叙文語順になっているかを指差し確認せよ。疑問文の語順(would youなど)のままになっていれば、最優先で点検すべきエラー候補となる。

2. 隠れた複数主語と動詞の「呼応」エラー点検

日本語の「人々」「子供たち」「お金持ち」には単複の概念が薄いため、意味で考えると高い確率で見落とすように設計されている。

  • 2025年:people who [likes](複数先行詞に三単現のsをつけている)
  • 2024年:There [was] some children(複数主語に対してwasを使っている)
  • 2021年:The rich [is](The+形容詞=複数扱いに対してisを使っている)

【決定ルール】:下線部に動詞(is/are, was/were, -sのついた動詞)が含まれている場合、必ずその「真の主語(There構文なら後ろの名詞、関係代名詞なら先行詞)」を特定し、単数・複数の呼応が合致しているかを徹底的に照合せよ。

3. 動詞の語法(前置詞の結合・SVCの補語)の検証

特定の単語が要求する「形」から逸脱している箇所を見つける作業である。

  • 2025年:[different] [of](正しくは from)
  • 2024年:[marry] [with](marryは他動詞なので with は不要) / looked [happily](lookはSVCなので形容詞 happy が正解)
  • 2021年:[finish] [to read](finishの後ろは動名詞 -ing のみ)

【決定ルール】:下線が引かれている動詞や前置詞を見た際、他動詞に不要な前置詞がついていないか、特定の前置詞が別の単語にすり替えられていないか、あるいは look, become, stay などのSVCをとる動詞の後ろが副詞(-ly)になっていないかを検証せよ。


結論と今日からすべきアクション

誤文訂正問題は、英語のセンスや才能を問うものではない。あらかじめ仕込まれやすいエラー箇所を知り、そこをデータに基づき淡々とチェックする「作業」である。何となく文を眺めて不自然な箇所を探すような解き方では、確実な得点は望めない。

今日から以下の手順を徹底せよ。

  1. 【疑問詞直後の語順確認】 文中に疑問詞を見つけたら、後ろが「S+V」の平叙文語順になっているかを即座に点検する。
  2. 【主語と動詞の呼応・態の確認】 動詞に下線がある場合、There構文の真の主語や、関係代名詞の先行詞まで遡り、「単複の一致」と「能動・受動の態の論理」を照合する。
  3. 【動詞・前置詞の後ろの語法確認】 動詞や前置詞の直後に下線がある場合、後ろに続く形(-ingかto doか、不要な前置詞がないか、SVC動詞の後ろが副詞になっていないか)が文法的に正しく接続されているかを検証する。

これらの型(手順)を自力で統制しきれないと感じるならば、当研究所が提示した客観的なアプローチを反復するか、あるいはこれらの手順を的確に指導できるプロフェッショナルの環境へと移行することが、極めて有効な攻略軸である。正しい戦略なき問題演習は、時間と労力の浪費に他ならない。

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この記事を書いた人

習志野受験研究所 所長/新・個別指導アシスト習志野校 塾長

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