【2021〜25年】千葉日大第一の英語(大問6・英作文)徹底解剖:メリット・デメリットの定型出力

※本記事は、客観的分析のため『だ・である調』で統一しています。

千葉日本大学第一高校の英語・大問6(テーマ英作文)の攻略は、「その場で豊かな意見を考え、自力で英語に翻訳する」ことではない。出題された身近なテーマに対し、事前にストックしておいた汎用的な構文パーツを当てはめる「定型処理の手順」である。

試験本番でゼロから英文を構築しようとする自己流のアプローチは、不自然な直訳や文法・スペルミスを引き起こし、確実に減点を招く典型的な失点パターンに過ぎない。過去5年分の過去問をデータに基づき淡々と分析した結果、本校の英作文には、非常に再現性の高い「出題の型」が存在することが確認された。

以下のコア・データベースを見てほしい。

英語・大問6(英作文) 分析リスト(2021〜2025年度 統合版)

年度ジャンルテーマ解法の型(手順)設問の決定的特徴
2025テーマ英作文インターネット検索【定型パーツ(汎用構文)の駆動】事象の「メリット・デメリット」を各10語程度の1文で記述。
2024テーマ英作文ペットの飼育【定型パーツ(汎用構文)の駆動】事象の「メリット・デメリット」を各6語以上の1文で記述。
2023テーマ英作文フードデリバリー【定型パーツ(汎用構文)の駆動】事象の「メリット・デメリット」を各10語程度の1文で記述。
2022テーマ英作文電子書籍の普及【定型パーツ(汎用構文)の駆動】事象の「メリット・デメリット」を各10語程度の1文で記述。
2021テーマ英作文レジ袋の有料化【定型パーツ(環境・負担構文)の駆動】事象の「メリット・デメリット」を各10語程度の1文で記述。

目次

出題の型と戦略的介入

表が示す通り、本校の英作文は、受験生の独創的なアイデアや高度な語彙力を測るテストではない。出題者は5年間を通じて、「身近なテーマのメリット・デメリットを、1文で簡潔に書く」という基本構造を共通して求めている。語数指定(10語程度、または6語以上)という細かな差はあるものの、「関係代名詞などの複雑な構文は使わず、基本構文でミスなく書け」という出題者からの客観的なメッセージは一貫している。

ここを安全に突破し、大崩れを防ぐためには、以下の明確な手順を脳内に定着させる必要がある。

【決定ルール】:本番で日本語から英訳するな。テーマを見た瞬間に「あらかじめ準備した汎用パーツ」を駆動させ、単語を流し込め。

これは、英作文の内容を浅くするという意味ではない。文法やスペルのミスによる失点を確実に避けるために、表現の骨格(スケルトン)を先に固定するという意味である。

新しいテクノロジーやサービス(ネット、電子書籍、デリバリー等)のテーマが出た場合、過去問では、「便利さ・負担軽減・費用・健康影響」といった書きやすい軸に乗せると安定しやすい。

たとえば、2024年の「ペット」のデメリットであれば、It takes a lot of money to keep pets.(ペットを飼うのにはたくさんのお金がかかる)と処理できる。2023年の「フードデリバリー」でも、同じく It costs more money than... という「費用・コストのパーツ」がそのまま適用可能である。

また、2021年の「レジ袋有料化」のような環境系テーマが出た場合、メリットは ~ is good for the environment.(〜は環境に良い)という安全なパーツを使用し、デメリットは We have to ~(〜しなければならない)という「義務・負担のパーツ」で処理することが有効である。

今日から使える安全な「型(テンプレート)」の例をいくつか挙げておく。

  • メリットの型: We can get information easily.(情報を簡単に得られる) / We don't need to carry heavy books.(重い本を持ち運ぶ必要がない)
  • デメリットの型: It costs a lot of money to keep pets.(ペットを飼うのにはお金がかかる) / Looking at a screen is bad for our eyes.(画面を見ることは私たちの目に悪い)

結論とチェックリスト

本校の英作文で大崩れを防ぎ、安定して得点しやすくなるのは、卓越した語学のセンスではなく、事前に型を用意して当てはめる「作業」の精度による。自己流で英単語をツギハギするのをやめ、当研究所が提示したこの手順を徹底することが重要だ。

今日から過去問演習に取り組む際は、以下のアクションを必ず実行すること。

  1. 汎用パーツを事前暗記する: We can ~ easily., We don't need to ~.(メリット用)、It costs a lot of money to ~, It is bad for our eyes.(デメリット用)など、どんなテーマにも使い回せる基本構文のストックを作る。
  2. 複雑な日本語を捨てる: 「〜という観点から見ると素晴らしい」といった高度な日本語を思いついても直ちに捨て、中1〜中2レベルの基本文型(SVO)で表現できる内容に変換する。
  3. 過去問のテーマでパーツ適用の訓練をする: 過去5年分のテーマに対して、自分がストックした汎用パーツがどれだけスムーズに当てはまるか、実際に単語を入れ替えて書く訓練を繰り返す。
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この記事を書いた人

習志野受験研究所 所長/新・個別指導アシスト習志野校 塾長

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