【2021-2025年】専大松戸の英語(大問5)過去問徹底解剖:整序は「構文ロックとダミー排除」

※本記事は、客観的分析のため『だ・である調』で統一しています。

専修大学松戸高校の英語大問5(1語不要整序問題)の攻略は、「日本語訳に合わせて単語をパズルのように並べ替えること」ではない。「絶対に結びつく構文パーツ」を確定させ、文法的にあり得ない「ダミー(不要語)」を論理的に排除する作業である。

「なんとなく意味が通る」という感覚で最初から語順を組み立てようとするのは、出題者が用意した「もっともらしい罠」に自ら飛び込む典型的な失点パターンである。単に「まずは主語と動詞を見つけなさい」というアプローチだけでは不十分であり、本校の巧妙なダミーを見抜くことは難しい。

当研究所が過去5年分の過去問データを徹底分析し、高い再現性でダミーを特定するための「型」をここに公開する。

目次

専修大学松戸高校 英語大問5 構造分析データ(2021-2025統合版)

年度ジャンルテーマ解法の型(初手)設問の決定的特徴
2025前期17語句整序(1語不要)基本構文と名詞修飾構文パーツのロックと排除such a 形 名、-thing修飾、比較の慣用表現、関係代名詞の省略
2025前期18語句整序(1語不要)基本構文と動詞の語法動詞の語法の確定否定の存在構文+過去分詞、used to、使役動詞let、二重比較
2024前期17語句整序(1語不要)後置修飾と特殊構文修飾語句のチャンク化分詞の後置修飾、It is ~ for/of 人 to do、関係代名詞
2024前期18語句整序(1語不要)文型(SVOC)と間接疑問文動詞の要求する文型の確定第5文型(call/make O C)、間接疑問文の語順、疑問詞+to do
2023前期17語句整序(1語不要)動詞の語法と不定詞目的語+不定詞のロックexpect O to do、疑問詞+to do、take vs arrive、前置詞の保留
2023前期18語句整序(1語不要)無生物主語と感情分詞主語・動詞の相性判定made us excited、take/spendの区別、as many as、二重否定排除
2022前期17語句整序(1語不要)構文の重複と分詞修飾文法的共存不可能パーツの排除willとcanの重複、too~to do、名詞+V-ing(reads排除)
2021前期17語句整序(1語不要)群動詞の受動態と形容詞イディオムの完全結合be spoken to by(spoke排除)、It is kind of(for排除)

専大松戸の整序問題を攻略する3つの「型(手順)」

データが示す通り、専大松戸の大問5には、かなり高い再現性で反復される「不要語(ダミー)の作成パターン」が存在する。以下の型を知っていれば、並べ替える前にダミーを特定することが可能である。

1. 1文1動詞の原則による「ダミー動詞」の排除

名詞を後ろから修飾する分詞(~ing / 過去分詞)を作らせる際、出題者は高い確率でダミーとして「動詞の現在形や過去形」を混ぜてくる。

  • 2024年:running(走っている)に runs を混ぜる / written(書かれた)に wrote を混ぜる
  • 2022年:reading(読んでいる)に reads を混ぜる
  • 2021年:written(書かれた)に wrote を混ぜる

【決定ルール】:選択肢の中に動詞の形をしたものが2つ以上ある場合、接続詞や関係代名詞が見当たらなければ、一方は「絶対に文の述語にはなれないダミー(または修飾用の分詞)」であると判定せよ。

文全体の動詞(is や was など)が確定した瞬間に、残りの定形動詞(-sがついた形や過去形)は不要語としてゴミ箱行きとなる。

2. 機能重複(二重使用)トラップの即時排除

文法的に「意味・機能が被るもの」が2つ用意されているパターンである。日本語の意味だけで並べようとすると、必ずこの罠に落ちる。

  • 2025年:すでに aren't(not)があるのに、no を入れさせる(二重否定のエラー)
  • 2023年:すでに without(~なしで)があるのに、nothing を入れさせる(二重否定のエラー)
  • 2022年:willcan という助動詞を2つ並べさせる(助動詞重複のエラー)

【決定ルール】:否定語(not, without等)や助動詞、比較級(-er)などが文中にすでに存在する場合、選択肢にある同じ機能を持つ単語(no, nothing, more等)は構造的なエラーを引き起こすため、真っ先にダミー候補として除外せよ。

3. 無前置詞構文と疑問詞チャンクの強固なロック

使役動詞(let, make)や第5文型(call/make O C)の動詞を見た瞬間、後ろに toas などの前置詞が入り込む余地はないと判断しなければならない(2024年の call O C に対するダミーの as や、2025年の let me introduce に対するダミーの to など)。

また、間接疑問文の語順(疑問詞+S+V)や、疑問詞+to do(how to use等)、-thing を修飾する語順(something cold to drink)など、主語と動詞を見つけるだけでは処理しきれない「絶対にバラしてはいけない数語のパーツ(チャンク)」が存在する。これらを最優先で組み立てることで、残りの単語の行き先が自然と確定する。


結論と今日からすべきアクション

専修大学松戸高校の1語不要整序は、英語のセンスや才能を問うものではない。「絶対に結びつくパーツ」と「絶対に共存できないパーツ」を知識として持ち、それを淡々と適用していく「作業」である。意味から並べて最後に余ったものをダミーにするような解き方では、時間は確実に足りなくなる。

今日から以下の手順を徹底せよ。

  1. 【動詞の重複確認】 選択肢を見た瞬間、動詞が複数ないかを確認し、「1文1動詞の原則」からダミーの動詞をあぶり出す。
  2. 【機能重複のチェック】 notnowillcan など、役割が被っている単語を見つけ、一方がダミーであると仮定する。
  3. 【強固なパーツの組み立て】 意味を考える前に、SVOC、間接疑問文、-thing + 形容詞 など、文法的に絶対に崩れない数語の塊(チャンク)を先に作ってしまう。
  4. 【主語の性質による動詞・分詞の選別】 主語が「人」なのか「It/事物」なのかを確認し、それに合わない動詞(spendに対するtake等)や感情分詞(excitingとexcited)を即座に捨てる。

これらの型(手順)を自力で統制しきれないと感じるならば、当研究所が提示した論理的アプローチを徹底するか、あるいはこれらの手順を的確に言語化できるプロフェッショナルの指導環境へと移行することが、極めて有効な攻略軸である。正しい戦略なき問題演習は、時間と労力の浪費に他ならない。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

習志野受験研究所 所長/新・個別指導アシスト習志野校 塾長

コメント

コメントする

目次