「73分の7」。これが、我々が抽出した千葉県合格のための純度だ。(大手塾の「数撃ちゃ当たる」戦略へのアンチテーゼ)

※本記事は、客観的分析のため『だ・である調』で統一しています。

夏以降、多くの進学塾で目にする光景がある。 分厚い電話帳のような「全国高校入試問題正解(過去問集)」を生徒に渡し、「とりあえず北から南まで、解けるだけ解いていきなさい」と指示する光景だ。

演習量が基礎体力を作るのは事実である。だが、直前期の戦略という観点では、この“手当たり次第”は効率が悪い。 いわば絨毯爆撃であり、命中させたい標的に対して弾が散り過ぎている。

なぜか。 今回、当研究所が実際に行った分析の数字を公開する。

分析は「上書き」ではない。毎年の「再構築」である

数字を出す前に、我々の分析プロセスについて触れておく。 習志野受験研究所では、毎年新しい入試問題(今回は2025年度分)が公開されるたびに、既存の推奨リストを一度白紙に戻し、ゼロから選定し直している。

なぜなら、2025年に「仏教史の良問」が出た場合、それが2023年の類似問題よりも質が高ければリストを入れ替える必要があるし、逆に最新の問題であっても、過去の良問より質が劣れば容赦なく切り捨てる必要があるからだ。 単なる「追加」ではなく、新旧すべての問題を横並びにして比較・競争させる。この「再構築」のプロセスを経ることでしか、最強の演習リストは維持できない。

73題の中から、生き残ったのは7題だけ

当研究所は、千葉県入試の最難関である社会・大問4(テーマ史の通史/資料判断/並べ替え)に直結する演習セットを作成するため、直近4カ年(2022〜2025年)の全国公立入試問題(社会)を精査した。

最初に、千葉県の大問4が扱う範囲である「古代〜近世(江戸末期)」に該当する設問のみを抽出した。

この時点で残った対象は、計73題である。

次に、この73題に対して、以下の条件でフィルタをかけた。

  1. 形式の一致:千葉県の大問4と同型である(通史×資料×並べ替え)。
  2. 弱点の補強:千葉で頻出だが手薄になりやすい分野(土地・法・経済)を扱っている。
  3. 重複の排除:似たような問題(例:同じ仏像写真の判定など)は、最も質が高い1問だけを残す。

結果として、採用に至ったのはわずか「7題」のみである。

割合にすると1割未満(約9.6%)。 裏を返せば、時代範囲が合致した73題のうち、残りの9割(66題)は「今の千葉県の受験生が直前期に優先して解くべきではない」と判断して外した、ということになる。

「捨てる」ことこそが、プロの仕事である

誤解のないように補足しておく。外した66題が“悪問”だったわけではない。他県の受験生にとっては十分に良問である。 ただし、千葉県という特殊な戦場においては、要求される技能と焦点がズレている。ズレの典型は次の通りだ。

  • 文章だけで完結する並べ替え(千葉は資料・写真判断が核になる)
  • 一時代に限定された並べ替え(千葉は通史で縦断させる)
  • 千葉の設問文法と噛み合わない形式(直前期の優先度が下がる)

これらを「練習だから」と手当たり次第に解く時間は、受験生には残されていない。 大手塾が73題すべてを解かせ、疲労感だけを積み上げている間に、当研究所は「必要な7題」だけを濃い解説付きで渡し、浮いた時間を理科や英語の暗記に回させる。

情報を買うのではない。「時間」を買うのだ

習志野受験研究所が提供しているのは、単なる予想問題ではない。 膨大なノイズの中から、合格に必要なシグナルだけを抽出する「選定の手間」と、それによって生まれる「最短距離の学習時間」である。

73題の過去問の山から、千葉県合格に直結する7題だけを選び抜く。

この“純度”の差が、入試当日の得点力の差として表れる。

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この記事を書いた人

習志野受験研究所 所長/新・個別指導アシスト習志野校 塾長

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