※本記事は、客観的分析のため『だ・である調』で統一しています。
【千葉県公立入試】英語リスニング大問3は「メモ」が命。論理の罠を回避せよ。【14年間の完全網羅】
1. 序論:大問3の正体は「どんでん返し」
大問1が「瞬発力」、大問2が「観察力」だとすれば、
大問3(内容一致)で試されるのは 「持久力」と「論理力」 だ。
この大問で多い自爆は、聞こえた単語に飛びつくことである。
「Mountainって言った!選択肢の山だ!」
——そう決め打ちした直後に、会話はこう続く。
「でも雨だからMovieにするよ」
つまり千葉県の大問3は、「一度出した案を、あとでひっくり返す」 という型を、繰り返し受験生に踏ませに来る。
この 「変更」と「条件」 こそが最大の罠である。
2. データ:頻出する「3つの論理パターン」
過去14年分(2012〜2025)の大問3を追うと、失点パターンは大きく3つに分類できる。
Type A:変更・修正(Change)
「Aにしよう。でもやっぱりB」
最初に出た単語が ダミー になる最頻出パターンである。
- 例:2022 No.2 山 → 雨 → 映画
- 例:2013(該当回)テニス → 雨 → 図書館
攻略の鍵: 正解は「最初」ではなく “But” の後ろにある。
Type B:条件処理(Logic)
「もし〜ならA、〜ならB」
聞き取った情報を、頭の中で“処理”させるタイプ。
- 例:2023 No.2
「名前がA-Fは赤」「S-Zは黒」→ Tomはどっち?
攻略の鍵: 聞くだけでは解けない。条件を書いて当てはめるしかない。
Type C:順序・手順(Order)
「最初にこれ。次にこれ」
時系列を整理させ、選択肢と一致させるタイプ。
- 例:2025 No.1
テーブル移動 → 床掃除 → カーテン
攻略の鍵: First / After をメモで固定し、順番を落とさない。
3. 戦略:メモ用紙を「タイムライン」にせよ
大問3で失点する生徒の共通点は、
聞こえた単語を“点”でメモすることだ。
それでは、あとで見返したときに 「最終決定」 が分からない。
✅ 正しいメモは「流れ」で書く
① 矢印(→)でつなぐ
話は流れていく。メモも流せ。
× ダメなメモ:
Mountain / Rain / Movie(最終決定が不明)
◎ 勝ち組メモ:
Mountain → Rain(×)→ Movie(◎)
② 否定・却下には「×」を置く
「行かない」「買わない」「やめる」
ここに×が付けば、ひっかけが消える。
③ 最終決定に「◎」を打つ
最後に決まったものは、必ず◎で固定する。
矢印だけだと、選択肢処理のとき迷いが残る。
4. 2026年への警告:条件処理型の増加に備えよ
2023年のチーム分け問題は、千葉県リスニングの転換点だった。
「Tom」という情報を、ルールに当てはめて答えを出す必要があったからだ。
2026年も、単なる「場所当て」だけでなく、
条件分岐(もし雨なら/午前は/Aの人は) の処理が混ざる可能性が高い。
ここで重要なのは一つだけ。
頭だけで処理しようとするな。ペンで処理せよ。
5. 結論:「Finally」を待て
会話が終わるその瞬間まで、答えは確定しない。
Finally / So が聞こえたら、そこが“正解発表”である。
大問3は耳のテストではない。
「メモという武器を使った情報整理戦」 である。

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