【千葉県公立入試】英語リスニング大問4は「聴く」な。「読め」。記述廃止が告げる新時代。【14年間の完全網羅】

※本記事は、客観的分析のため『だ・である調』で統一しています。

目次

1. 序論:ペンを捨てよ、目を凝らせ

2024年、千葉県入試に激震が走った。
長年受験生を苦しめてきた、大問4の「英単語記述(スペルを書く問題)」が消滅したのだ。

2023年までは、放送を聞いて languageexperience といった単語を正確に綴る「記述力」が求められた。
しかし、2024年以降、すべては「マークシート選択式」に変わった。

これは「簡単になった」という意味ではない。
「書く力」の代わりに、「猛烈なスピードで英文を読み解く力(速読力)」が問われる試験へ進化したのである。

はっきり言おう。現在の大問4は、リスニングテストではない。
「耳を使った長文読解」である。


2. データ:「記述時代」の終焉

過去14年間の変遷を見れば、その断絶は明らかだ。

時代年度形式求められる力
記述期2012〜2023空所補充(記述)正確なスペリング語形変化などの文法処理
読解期2024〜2025空所補充(選択)要約文の速読言い換え(パラフレーズ)の発見

この変化が意味することは単純だ。
大問4は、「聞き取った単語を当てる問題」ではなく、「放送内容を読解して要約に当てはめる問題」になった。

単語が“聞こえた”だけでは解けない。
意味を“理解”しているかが試されている。


3. 戦略:放送前の「10秒」で勝負を決める

大問4で満点を取る生徒は、放送が流れている間、ほとんどメモを取らない。
なぜか。放送が始まる前に、答えの「アタリ」がついているからだ。

鉄則:予測読み(プレ・リーディング)

放送前の無音時間に、問題用紙の「要約文(まとめ)」を全力で読む
そして空欄の前後から、「何が入るか」を予測する。

予測読みの手順は4つだけ。

  1. 空欄の品詞を当てる(名詞?動詞?形容詞?)
  2. 前後の論理を見る(理由?結果?目的?対比?)
  3. 選択肢を二分する(プラス/マイナス、行動/感想など)
  4. 放送で“合うものだけ”を照合する

これをやった瞬間、放送は「聞き取るもの」ではなく、
“答え合わせの材料”に変わる。


4. テクニック:「言い換え」の罠を見抜け

マークシート化によって激増したのが、「言い換え(パラフレーズ)」である。
放送された単語が、そのまま選択肢にあることは少ない。

必要なのは「聞こえた単語を探す目」ではない。
“同じ意味を別の形で言っていないか”を見抜く目である。

代表的な変換パターン

  • have a good time → enjoy
  • want to know → be interested in
  • difficult → hard
  • a lot of / many → much / a large number of
  • start → begin

さらに、千葉県で刺さりやすいのがこれだ。
具体 → 抽象(要約)
放送が具体例でも、選択肢は“まとめの表現”になり得る。ここで焦る者が落ちる。


5. 結論:リスニングは「読む」が9割

これで全4回にわたる「千葉県リスニング完全攻略」は完結だ。

  • 大問1:型(Type)で即答する
  • 大問2:絵(視覚)で間違い探しをする
  • 大問3:メモ(論理)で時系列を追う
  • 大問4:予測(読解)で言い換えを見抜く

根底にある思想は一つ。
「漫然と聞くな。戦略を持って待ち構えろ」である。

ペンを握る手に力を込めず、脳に汗をかけ。
それが、習志野受験研究所が君に贈る、合格へのラストピースだ。

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この記事を書いた人

習志野受験研究所 所長/新・個別指導アシスト習志野校 塾長

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