※本記事は、客観的分析のため『だ・である調』で統一しています。
模試の成績表の「復習推奨問題」だけを信じるな。データが見落とす「隠れ得点源」の正体
1. Vもぎ・Sもぎ成績表の「アドバイス」は万能ではない
Vもぎ等の模試が返ってくると、成績表には必ず「今の実力なら、この問題は正解できたはず」というリスト(復習アドバイス)が掲載されている。
多くの真面目な受験生や保護者は、これを信じて復習に取り組む。もちろん、それ自体は基礎固めとして間違ってはいない。
しかし、ここには重大な盲点がある。 コンピュータは、基本的に「正答率(みんなが解けたかどうか)」をもとにしか難易度を判断できない、ということだ。
2. Vもぎ・Sもぎ「正答率が低い=難しい」という錯覚
例えば、正答率が10%の問題があったとする。
成績処理のコンピュータは、これを「難問」と判定し、偏差値60未満の生徒への「復習推奨リスト」からは除外することが多い。「まだ君には早い」というわけだ。
だが、我々プロの目から見ると、その10%の中には「解き方(定石)さえ知っていれば、誰でも瞬殺できる問題」がかなりの頻度で混ざっている。
その代表格こそが、千葉県公立入試における「数学の作図」だ。
3. 作図は「見かけ倒し」のボーナスステージ
先日のレポートでも触れたが、作図問題は年によって正答率が10%台、時には1%台まで落ち込むことがある。多くの受験生が「作図=難しい・面倒くさい」と食わず嫌いをして、白紙で提出しているからだ。
しかし、中身を分解すれば、教科書レベルの「垂直二等分線」や「角の二等分線」の組み合わせに過ぎない。思考力も計算力もいらない。「翻訳パターン」を知っているかどうかだけの知識問題なのだ。
これを「正答率が低いから」という理由で後回しにするのは、目の前に落ちている5点、6点をドブに捨てるに等しい。
4. 入試分析に基づいた「優先順位」を
「みんなが解ける問題を落とさない」のは守りの戦略だ。 それに対して、「みんなが勝手に難問だと思い込んでいる問題を、涼しい顔で解く」のが攻めの戦略である。
習志野受験研究所が提供したいのは、後者の戦略だ。 成績表のデータだけでは見えてこない、「実は美味しい問題」を見抜く目を持ってほしい。
その第一弾として、多くの受験生が恐れる「作図」を、ただの「作業」に変えるための全ノウハウを以下の記事で公開した。偏差値を一気に跳ね上げたい生徒は、今すぐ確認してほしい。

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