※本記事は、客観的分析のため『だ・である調』で統一しています。
【千葉県公立入試】英語リスニング模擬問題 Vol.1(北海道2024参考・音声解説付き)
千葉県公立高校入試において、英語のリスニング問題が占める割合は100点中27点。 全体の約3割に迫るこのパートでの失点は、合否に大きく影響する。
しかし、現在の千葉県入試は、単に「聞こえた単語を選ぶ」だけでは通用しなくなっているのをご存じだろうか。
2024年 千葉県入試の「衝撃」と対策
令和6年度(2024年)の大問4(2)において、非常に高度な出題があった。 放送では “talk with many different people”(多くの人と話す) と述べているのに対し、正解の選択肢を選ぶには、それを “Communicating with”(コミュニケーションをとる) という言葉に脳内で変換(要約)する必要があったのだ。
つまり、今の千葉県入試で高得点を取るには、音を聞き取る力に加え、「文脈を読み取り、別の言葉に置き換える(パラフレーズする)力」が不可欠である。
そこで習志野受験研究所では、この傾向に対応すべく、他県の公立入試(今回は北海道2024年)の良質なスクリプト(台本)をベースに、千葉県型に再構成した独自の模擬問題を作成した。
音声には高精度のAI読み上げ(音読さん)を使用している。 発音がクリアで入試問題に合わせたスピードにしているため、まずは「音の連結」や「会話の流れ」を正確に聞き取る基礎トレーニングとして活用してほしい。
▼動画で演習(約6分)
- 実際の入試と同様、2回読み上げられる構成になっている。メモを取りながら解答すること。
- 動画の後半には、正答の発表パートも用意してある。
解答と解説
解答はこちら(クリックして表示)
No.1: B
No.2: B
No.3: B
「なぜ聞き取れないのか」音のポイント解説
あらすじが理解できても、細部の音が聞き取れなければ正解への自信は持てない。 ここでは、多くの受験生が聞き落としがちな「音の壁(リエゾン・消失)」と、正解を決定づける「キーワード」について解説する。
No.1:ヒロトの食後の予定
場面:
ヒロトとお母さんが、英語の宿題について話している場面。
🎧 ここが「音の壁」(聴解のコツ):
hand it in(提出する)
単語が連結し、「ハンディティン」のように聞こえる。「ハンド・イット・イン」という個別の音を待っていると聞き逃すことになる。
🔑 正解キーワード:
Not yet(まだだよ)
after dinner(夕食のあと)
所長の分析:
千葉県の問題では、会話の直後に「いつやるか」「何をするか」といった決定打となる一言が来ることが多い。”Not yet” の直後にある “after…” に集中できていれば正解は容易だ。
No.2:傘がない少年
場面:
傘が見つからず困惑する少年と、母親の会話。
🎧 ここが「音の壁」(聴解のコツ):
Left it at school(学校に置いてきた)
スピードが速く、音がつながって「レフティタッスクール」というリズムになっている。”Left” を単体で捉えるのではなく、意味のカタマリとして音を認識すべきだ。
🔑 正解キーワード:
Then take mine(じゃあ私のを持っていきなさい)
所長の分析:
自分の傘が見つかったわけではない。母親の提案(Take mine)を受け入れるという展開を掴めたかが勝負の分かれ目だ。
No.3:アンナのスピーチ
場面:
オーストラリアでのホームステイ中、挨拶の文化について学んだエピソード。
🎧 ここが「音の壁」(聴解のコツ):
said to me(私に言った)to が弱く発音され、全体が「セドゥミ」のように短く聞こえるのが特徴である。
🔑 正解キーワード:
a friendly way to say good morning(おはようと言うための親しみのある方法)
所長の分析:
“Sunshine”(日光)という単語に惑わされず、後半の「挨拶(Greeting)の話をしている」という説明部分を聞き取る粘り強さが求められる。
次回の予告
現在、より会話のやり取りが複雑になる「Vol.2」を作成中である。 完成次第、YouTubeおよび本サイトで公開する。

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